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透明感あふれる抒情詩集、待望の復刊
「影は きいてゐる 私の心にうたふのを/ひとすぢの 古い小川のさやぎのやうに」」(「真冬のかたみに……」)。24歳で夭折した立原道造が遺した詩集『萱草に寄す』『暁と夕の詩』『優しき歌』。音楽的で構築的なソネット形式による透明感あふれる抒情詩集を全て収録。ほか、悩み多き青春が綴られた高等学校時代の習作や草稿詩篇、旅先での絶筆「南国の空青けれど」など、類なき詩人の純粋な魂と試行錯誤の様を多面的に収める。著訳者プロフィール
目次
詩集 暁と夕の詩
詩集 優しき歌
草稿詩篇(1932‐33)
手製詩集 さふらん
手製詩集 日曜日
手製詩集 散歩詩集
草稿詩篇(1933‐35)
未刊詩集 田舎歌
拾遺詩篇(1935‐38)
草稿詩篇(1938)