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知られざるアメリカ外交儀礼

発売日
2026年10月09日
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お届け予定日
発売日以降にお届け
1,210
ISBNコード
9784040825854
レーベル
角川新書
商品形態
新書
サイズ
新書判
商品寸法(横/縦)
108 × 173 mm
総ページ数
288ページ
米国国務省で働く日本出身の儀典官が明かす、アメリカ外交の舞台裏
 アメリカ大統領が動けば、世界のどこであっても街の一部が止まる。専用機の到着に合わせて旅客機は上空で待機し、市内の信号も時間差で制御される。受け入れ国の協力のもと、赤と青の警告灯を光らせた警察車両に先導され、長い車列が街を走る。沿道の歩行者は足を止めスマホを構える。
 エアフォースワンが現地空港に降り立ち、黒塗りの専用車「ビースト」が両国の国旗を掲げて都心を走り抜ける。その本番の日を「ゲームデイ(Game Day)」と呼ぶ。下準備は数か月前から現地の大使館が進め、ホワイトハウスの先遣隊「アドバンス(Advance)」が入るのは約二週間前だ。警護、通信、車両、会場設営、報道対応、医療など、役割の異なる要員が続々と到着し、先遣隊は千人規模に膨らんでいく。「ジャガーノート(Juggernaut)=圧倒的に巨大で強力な存在」を思わせる組織である。
 私は、その一員だった。
 日本で生まれ育った私が、受け入れる側ではなく、アメリカ大統領の訪問を実現させる側にいたのである。
 私の仕事は、アメリカ国務省のプロトコールオフィサー(儀典官)だった。第四十三代ジョージ・W・ブッシュ大統領から第四十六代ジョー・バイデン大統領まで、複数の政権にまたがって外交行事に携わってきた。大統領や国務長官が外国を訪問する際、訪問先での行事が滞りなく、格式を保ちつつ友好的に進むよう調整する。

目次

第一章 アメリカのプロトコール
第二章 アメリカの儀礼序列、外交序列と式典
第三章 先遣隊の仕事
第四章 アメリカ国務省で働く
第五章 米国儀典局と外交行事
第六章 アメリカの職場で叩きこまれた言葉たち
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