レムが敬愛する姉・ラムを象徴する淡いピンクを背景に、
レム色の青い蝶たちが自由に翅をはばたかせ、
青い花吹雪のように舞うなかに、
振袖姿の恋夢(レム)がそっとたたずみ、
やさしくほほえんでいます。
「恋夢の異世界ライトシェード」の光は、
電気の光でありながら、電気の光とはまるでちがい、
ふんわりと分散しながら、あなたの部屋の暗がりをやわらかく包みます。
そのおだやかな光のたもとで、
レムに見守られるように眠りについたその先は、
夢の世界なのか、
──はたまた、異世界なのかもしれません。
「京都唯一の和傘製造元・日吉屋」×「異色のクールジャパン」コラボが生み出した「新しい光」のアート・プロダクト、
「恋夢(レム)の異世界ライトシェード(古都里 レムモデル)」。
「部屋の電気をつける」というよりも、「部屋に灯りを灯す」という気分にしてくれる、
ぬくもりの光を生み出すライトシェードです。
京和傘を太陽にかざすとき、傘の和紙はやわらかく光を通し、
直線的な光は角が取れたかのように、やさしくやわらかくひろがります。
京和傘が生み出すこの「やさしい光」と、
京和傘の竹骨の織りなす「幾何学構造の美しさ」。
この唯一無二ともいえるふたつの魅力を探求し辿りついたのが、
和傘製造元・日吉屋のライトシェード、「古都里」ブランドです。
レムが敬愛する姉・ラムを象徴する淡いピンクを背景に、
レム色の青い蝶たちが自由に翅をはばたかせ、
青い花吹雪のように舞うなかに、
振袖姿の恋夢(レム)がそっとたたずみ、
やさしくほほえんでいます。
美しい幾何学模様を織りなす、竹骨。
この造形づくりには、江戸時代から受け継がれる
京和傘の構造・素材・伝統技法がつめこまれています。
竹骨は、時の経過とともに風あいが移ろい、
味わいが変わっていきます。
これも「恋夢の異世界ライトシェード」の
もうひとつの魅力です。
骨を組む工程、「下事(したご)」。
ランプシェードは、中心のロクロ、内側の小骨、外側の親骨と呼ばれる部品で構成されています。まずは、ロクロと小骨とを、針と糸とで1本ずつ丁寧に繋ぎます。次に、小骨の先端の割れ目に親骨の中節を挟み、ふたたび糸で繋いでいきます。仕上げに親骨の先端にある穴に糸を通し一周させて、「下事(したご)」の完了です。
※ロクロ: ライトシェードの骨格をつくる中心部品
※小骨:ライトシェードをたたんだり開いたりするための部品
※親骨:和紙を張るための外側の部品
和紙に描かれた恋夢のほほえみが、電球の光で消し飛んでしまわないように、光の透過具合を下紙で調整します。日本の伝統職人ならではの繊細な調整です。
本体に生地を張ります。和傘づくりでいうところの、花形の作業です。
アニメの世界観にふさわしく、そしてなにより、恋夢の可憐な表情が美しく映える生地を選定し、
下事(したご)された親骨に張っていきます。
ライトシェードをたたむときに、滑らかに美しくたためるよう、生地に正しいたたみ癖を付ける工程です。
胴張り完成後、骨にあわせて生地をたたみ、紐などで軽く縛って正しい形を癖付けていきます。
© 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会